2008年最後の日となる本日、皆様に大変残念なお知らせがあります。
PingMagMAKEは本日をもって休刊することとなりました。
PingMagMAKEは1年にわたって活動してまいりましたが、その間におよそ世界200ヵ国にも及ぶ様々な国々から百万人以上もの方々がこのサイトを訪問し、私たちの記事を読み、コメントを残し、ブログにリンクを張り、ご支持の手紙を送ってくださいました。中には私たちと志を分かち合うべく、はるばる海外から東京までやって来てくださった方までいらっしゃいました。
皆様の長年のご愛顧に、PingMagMAKEチーム一同、感謝の気持でいっぱいです。
読者の皆様のお力があったからこそ、私たちはPingMagMAKEを今日まで続けてくることができました。さまざまな記事を更新するたびに、新しい友を得て、日本のみならず世界中の刺激的な方々と知り合う機会に恵まれました。
皆様のお気持ちとお心遣いに深く感謝いたします。本当にありがとうございました!皆様のご厚意に継続という形でお応えできないことに、心からお詫びを申し上げることしかできません。
読者の皆様の他にも、PingMagMAKEは様々な形で貢献してくださった協力者に恵まれました。この場でその一人一人に感謝を表すことはできませんが、その貢献の大小に関わらず、今あるPingMagMAKEは皆様のお力の賜物であり、協力してくださった方々は今後も変わらず私たちの大切な仲間であり続けることでしょう。
現在、世界中が非常に厳しい状況に直面しています。ここをご覧になっている方々の中にも、不安な日々を過ごしている方がいらっしゃるかもしれません。どこにいても、どんな状況にあっても、私達は皆様のご健康とご活躍、そしていずれここでまた再会できる日が来ることを切にお祈りしております。
東京より、愛を込めて。
トム・ヴィンセント、および、PingMagMAKEチーム一同。

錫という素材は、スズ鉱石からつくられるもの。耐蝕性が高いこと、その色合いや光沢、繊細で優しい手触りと風合いなど、錫器は酒器、茶器、花器、神仏具など、さまざまな種類の製品として愛されてきた。薩摩錫器は、鹿児島市に伝わるそれである。今回、PingMagMAKEが訪れたのは、鹿児島市内に店を構える老舗店大辻朝日堂。同店店主の胸にあるのは、伝統を守ると同時に常に新しさを求める近代科学の心である。
今という時代に、「Tシャツ」という言葉から「ものづくり」という大きなテーマを連想する人は決して多くはないはずだ。しかし、Tシャツというシンプルな素材を柱に現実を伐り拓いてきた会社がある。あくなき挑戦を果敢に続ける、他に類を見ないこだわりの国産Tシャツ専門メーカー、久米繊維工業。その活動には、色鮮やかなアイディアとともに父子の想いが織り込まれている。
水引とは和紙を撚(よ)って糸にして結び、金封や結納などに使用するもの。古くは飛鳥時代にさかのぼる。一方、今回紹介する飯田水引の歴史は江戸期元禄に始まる。桜井文七なる人物が髷(まげ)を結う時に使う元結(もとゆい)と呼ばれる紐の改良に成功し、その名を全国に知らしめた。このように日本人の精神を受け継ぐと同時に、生活に身近な存在である水引。その文化を現代に伝えるために奮闘する、創業明治21年(1888年)の老舗、喜久優の渡邊嘉伸社長を訪ねた。
郊外の街道などをドライブしていると見かけることのある石屋さんの看板。石屋とは、文字通り、石を売るお店である。石屋と聞いて多くの人が想像するのは、墓石などを売る石材屋かパワーストーンなどを販売する天然石屋かもしれない。今回、山梨県甲州市に訪ねたのは、甲州鞍馬石という庭石に使う石を売るお店だ。石を売るとは、一体、どんな商売なのだろう。
伝統的な桐箪笥というのは、昔から娘が嫁入りするときに親が持たせる嫁入り道具の一つで、一代だけでなく二代、三代と修理しながら受け継いでいくものだった。ところが今、日本人の生活スタイルが変化し、日本の家具文化も忘れられつつある。そうした中、桐箪笥の産地である新潟県加茂市では、桐箪笥の技術を守りながらその可能性を現代に広げようとする取り組みが進んでいる。創業天明3年(1783年)の老舗、小倉タンス店を訪ねた。 つづきを読む »
「曲げる」「組む」「編む」という、プリミティブな作業を通さずには完成することはないのが、籐製品。この籐製品を、山形県でつくる会社が、ツルヤ商店というメーカーだ。小さい会社ながら、グッドデザイン賞を受賞するなど、伝統の技術を見事に「デザイン」と結合させている。しかも、行政や企業の力を借りずの成功。一体、どんな考えを持った社長なのか、同社社長を訪ねた。
青木良太という陶芸家がいる。まだ年齢は30歳。トレードマークなのか、頭にはターバンを巻いており、華奢な体は、お洒落な服に包まれている。一見、とても陶芸家には見えない。素晴らしい作品と本人のギャップに、多くの人が頭に疑問府を浮かべることだろう。どうして、この若さでこれほど質の高い器がつくれ、作家として活躍できるのか?しかし、彼の話に耳を傾ければ、その謎も氷塊する。
山形県天童市は将棋駒の産地として知られる土地。「将棋駒とものづくり」と聞いて、いまひとつピンと来ない人も多いはず。しかし、事実は、さにあらず。将棋駒の背景である、製作には、、職人たちのさまざまな物語が隠されている。今回、訪ねた天童佐藤敬商店はNHK杯の将棋駒をつくることで知られる将棋駒の名店。店主の佐藤稔氏に話を聞いた。
ウェブマガジン「PingMag」及び、姉妹サイト「PingMag MAKE」は、2008年12月31日をもって休刊いたしました。これまで応援して下さった世界中の皆様、またご協力頂いた皆様に、心よりお礼を申し上げます。ありがとうございました。
親愛なるPingMagMAKE読者の皆様
12月31日2008年
科学する心で伝統を見つめる:大辻朝日堂
12月16日2008年
ニッポン製Tシャツがゆく:久米繊維工業
12月9日2008年
日本人の大切な文化を伝えたい:喜久優
12月2日2008年
石を売る人:佐藤庭石店
11月25日2008年
桐箪笥の本質を守りながら:小倉タンス店
11月18日2008年
手づくり、天然素材とデザイン:ツルヤ商店
11月11日2008年
若き陶芸家に学ぶ、志の道:青木良太
11月4日2008年
将棋駒に宿る匠の技:天童佐藤敬商店
10月28日2008年
木工職人のお話:多田木工製作所
10月21日2008年









